てべ猫さんの独り言6 ~てべ猫さん大地に立つ~

てべ猫さんを作成してみたいと思います。
まずはヨドバシに行きます。
パーツを切り離してゲート処理、やすりがけを行います。
耳と口をつけてサーフェイサーを吹きます。
色を塗って組み立てます。
髭つけてデカール貼ってトップコートを吹いて・・・
完成!
眼も光る!

※コロナが出る前に作りました。また作りたいなーw

より良いNTM診療のために。ATS/ERS/ECSMID/IDSA Clinical Practice Guideline について 週3回療法

VIII: マクロライド感受性肺MAC症患者では、毎日あるいは週3回のマクロライドベースのレジメンを使用すべきか?

「1.非空洞型・結節気管支拡張型のマクロライド感受性肺MAC症患者では、毎日のマクロライドベースのレジメンを内服するよりも週3回の内服を支持する(条件付き推奨)。」

次に紹介したいのがこちらのスライドです.

韓国のWon-Jung Koh先生がUnion APRC/JSTB Joint Symposium, March 24, 201で招聘講演された時に発表された時のスライドです。我々にとってとても重要なデータを示しています。

つまり、毎日療法を続けていた時にはEBの副作用で24%の症例が中断を余儀なくされたが、週3回療法に切り替えてから1%減った、というものです。繰り返しになりますが、本邦では、軽症中等症患者にも連日療法を行っているために、副作用頻度(特にEB)が高く3剤治療は12か月で40%しか継続できていませんhttps://wordpress.com/block-editor/post/fukujuji.home.blog/727

週3回療法を行わない理由はないのではないかと思います。

週3回療法は、実は1997年のガイドラインから記載があったのはご存じでしょうか(13年前に作ったスライド)当時は、まだ週3回療法の論文はpublihshされる前だったのですが、Wallaceは書いちゃっているのですよね。現在GRADEシステムはスタンダードでこのようなことはできませんが、Griffithは「いい時代だったんだ」と言っていました。標準治療の確立、そこで副作用頻度に気づいて週3回療法を見出し、さらに治療期間(再感染が起こっていることに気づく)も。。すごいですよね。20年遅れてしまいましたが、AZMが査定上認められるようになったことは本当に良かったと思います。EB中断によるCAM耐性例、、、

NTM-JRCで行ったマクロライド耐性例の論文に対してGriffithが“I Feel Like I’ve Been Here Before”というタイトルのeditorialを書いてくれています。GriffithのところではCAM耐性菌の頻度が減ったと書いています。https://www.atsjournals.org/doi/pdf/10.1513/AnnalsATS.201609-666ED

早く同様に”こんなことがあったんだ”という状況になると良いと思います。

The study by Morimoto and colleagues is an invaluable contribution that should drive continued progress in that process, with the goal of eliminating acquired clarithromycin-resistant MAC. It is also our hope that the development of acquired clarithromycin-resistant MAC lung disease will be as unusual and unacceptable as the development of acquired drug resistance for tuberculosis. “If I had ever been here before I would know just exactly what to do, don’t you?”. Well, we have been here before, and if we don’t know what to do by now, it is all on us.


一方で、米国のアンケート調査では治療実態が改善していないことも明らかとなっていることも事実で、容易ではない問題なのかもしれず、まずは根気強くTIWを拡げることが重要と感じております。。Lack of adherence to evidence-based treatment guidelines for nontuberculous mycobacterial lung disease Ann Am Thorac Soc. 2014 Jan;11(1):9-16.doi: 10.1513/AnnalsATS.201304-085OC.