びまん性肺疾患の病理カンファレンスが開催されました

月1回のびまん病理カンファレンスが行われました。いつもながら勉強になります。私は日赤医療センターに10年以上前に2年弱勤務していて、武村先生の病理解説を聞いておりました。まだベテランと言われる前に病理カンファレンスへ定期的に参加できる環境に居たのは本当に良かったです。

今回は3例の検討を行いました。この画像を見ると緊張感が高まりますね(すぐ手をみます)。

画像が悪くてすみません。

本例ではありませんが以前大澤医師が、バイオマーカーに注目して論文報告しており、FLAIR MODELでも引用されていました。

The Serum Ferritin Level Is Associated with the Treatment Responsivity for Rapidly Progressive Interstitial Lung Disease with Amyopathic Dermatomyositis, Irrespective of the Anti-MDA5 Antibody Level Intern Med. 2018 Feb 1;57(3):387-391. doi: 10.2169/internalmedicine.8335-16.

Mortality Risk Prediction in Amyopathic Dermatomyositis Associated With Interstitial Lung Disease: The FLAIR Model Chest. 2020 May 16;S0012-3692(20)31408-2. doi: 10.1016/j.chest.2020.04.057.

CADMは本当に大変ですが、本例含め2例続けて外来移行できているのはうれしいことです。

TBLBではOP+cNSIPで上皮障害が認められる、というサマリーでしたがここからDADが急速に進行していくのはどうしてなのでしょうか。

画像が乏しくとも当初から低酸素が認められますので、正常と思われる部分で何が起きているのか知りたいと思いました。