残月と梅

清瀬は空が広いので、帰りがけにはよく月を見ますが、朝は空を見ていないきがする。

荒井先生から昨日の残月と梅の写真がアップされていました

春はあけぼの、、のイメージとは違いますが、、いとをかし、です。

コロナ病棟で聞いてみた Episode2

大変な今を支えるコロナ病棟の看護師さんにちょっと聞いてみました。

質問:最近、一番楽しかった事は何ですか?

   

解答:ワインがめちゃめちゃ美味しかった

スパークリングワインをおつまみと一緒に、最高かよ!ワインを開けた理由を聞いたら、毎日が記念日だそうです。最高かよ!

解答:猫の嫉妬が減った

ステイホームのおかげで猫と過ごす時間が増えた結果、嫉妬が減ったそうです。意外なところでステイホームの利益がありました。どんな嫉妬かと思ったら、おしっこしちゃうらしい笑。かわいいw

解答:旦那が料理するようになった

これは何も言えない。世の旦那さん、頑張りましょう!!

   

大事なことなのでもう一回言います!

旦那さん諸君、頑張りましょう!

   

Episode1はこちら

病理カンファレンスを開催しました

私は今回も窓の空いたとても寒ーい大会議室で参加しました。

今回は担当医が臨床経過と画像を解説、武村先生の病理解説、最後に臨床ディスカッションという構成でした。

月1回、このような充実したびまんカンファレンスができるのは本当に恵まれています。すぐにハイブリット開催へ移行して休まず開催しているセンター長の熱意を感じます!

今回は3例 写真は窓際の寒い私の席からで、常に司会の田中先生が映り込みます笑

1例目 最近増えている、と感じている「加湿器肺」

加湿器肺は奥が深いですね!私は以前日赤に勤めていたので、関連の強い医科歯科大学の影響もあって過敏性肺炎には特に興味を持ち、環境調査を頻繁に行っていました。なのでNTMの環境調査も本来はもっと行うべきと思っています(話は飛びましたが)!

2例目は、とある製品による肺障害(直接的というべきか表現が難しいところですが、いいディスカッションになりました)これまで報告はないようですが、その使い方や症状が強くでない、などの特徴から他にも症例が隠れている可能性も感じました。間違いなく0083が報告します。

最後が進行性のIPでVATSを行った症例

NSIPに細気管支病変もあり、、ANCAも絡んで、、と奥の深い症例でした。

コロナ病棟で聞いてみた Episode1

大変な今を支えるコロナ病棟の看護師さんにちょっとした疑問を聞いてみました。

質問:業務内容以外で大変な事は何ですか?

なんで業務内容以外?って思いましたよね。

業務が大変なのは皆さん周知の通り。なので目に見えない大変な所を聞いてみました。

   

解:ニキビがとても憎い

医療従事者でない方もマスクで肌荒れがつらいと聞きますが、コロナ病棟ではN95マスクの上にサージカルマスクをしますからさらに肌荒れしてしまいます。

またN95マスクのヒモで耳が傷ついたりもしてるそうで。

皮膚科で塗り薬処方してもらったり大変だ、、、

男性看護師もヒゲ脱毛を考えるほどだそうです!

   

ちなみにヒゲ脱毛はジョ〇タンではないって笑

吉山先生がインドの胸部学会で講演されました

インドの学会のプログラムを眺めていて(偶然です)、covidに加えて結核、多剤耐性結核、耐性菌の話が多いなーと思っていたら、、なんと予防会のセッションがあるではないか!予防会!JATA!!

なんで外国の学会でJATAセッションがあるのか不思議でなりませんでしたが、、とにかくすごいことだと思います。病院で働いていると研究所の先生方のすごさが分からないのですよね、普段。

右から2番目です。

バーチャル学会はこんな感じ。。映っているのが吉山先生(高齢者結核について講演されています)

時差3時間30分でした。

いやー、雑音大きいし、車の音鳴るし、医局の机からインドを感じることができました笑

雪!!

積もっても不思議ではない勢いです

とても役に立つ結核の知識!!

正直なところ、すぐに診療に役に立つ実践的な知識というわけではないですが笑。上の先生から結核の病態は免疫反応である、というニュアンスの表現で教わった人は多いのではないかと思います。その裏側(根底)にある免疫の存在を知っていると、ぐっと見ているものの奥深さを実感できます。

C型レクチン受容体のお話は日本人研究者が貢献している分野なので度々耳にしますが、今回わずか2ページで分かりやすくまとめられています。

山崎先生はお会いしたことがありませんが、とても有名です。

ATS/ERS/ECSMID/IDSA ガイドライン から・・CONVERT STUDYの続き

前回の続きです。ALIS+GBT(標準治療)224例とGBT継続群112例の患者背景になります。

白人、女性、60代半ば、が多いですが、日本人も15%(35例)参加しています。

気管支拡張が62.5%とやはり多くなっていますが、COPDも14.3%と日本のイメージとは少し違う集団も組み込まれているのかもしれません。

そして下の図が、主たる結果になります。GBT群に比して有意にALIS群が陰性化率が高かったことが示されています。吸入を開始して4か月目から陰性化を得ないとPrimary endpointを達成できないデザインは、ALIS群に大変厳しいと感じましたが、29%で達成されており陰性化後の継続でどのような結果が示されるのか注目されます。

GBTを継続すると時々陰性化を得られる人がいますが、それは今回の結果からは10%弱であり増加傾向もないということで、過度に期待はしないほうがよい、ということも言えます。

結核診療に役立つ知識

結核研究の発展は目覚ましいです(NTM視点からは羨ましい)。

しかし臨床は、高齢者結核、外国人結核、LTBI、多剤耐性結核という大きなテーマは見えているけど、基礎の話となると???ですよね。正直、専門にしていないと研究内容に触れること自体少ないのですよね。

本号では、副所長の慶長先生が「今の時代に結核の基礎研究が必要な理由」を3ページにQ&A形式で分かりやすく解説しています。

ポイントをつかむのにちょうどよいです。

ちょっと話は外れますが、、抗酸菌研究会という日本の基礎研究者が集まる研究会が年1であるのですが、私、、数年前に初めてで参加しました。正直難しくて理解も難しい演題もありましたが、、面白い、本当に。そして基礎研究者がどんなことをしているのか臨床側は知る機会もない、、ということに愕然とし、なんとかこの刺激を(特に若者に)伝えなくてはと思うようになりました。そのことを東名古屋病院の小川先生にお伝えしたところ、今年の結核・非結核性抗酸菌症学会総会では、ジョイントセッションという形で、同研究会の先生方に抗酸菌研究の魅力を伝えてもらえるミニシンポジウム枠を作ってくださいました! プログラム早くでないかなー、でたら紹介します!