ATS/ERS/ECSMID/IDSA ガイドライン から

Three times per week や three times in a weekならば週3回療法

Intermittent treatmentであれば間欠治療または間欠的治療、訳すのでしょうか。

ガイドラインでは基本的には週3回をintermittentとしているので、どちらでも同じですが、intermittent(間欠投与)とすると日本では隔日投与と思う方もいるかもしれませんね。これまでのところ、月、水、金で、で内服伝えて患者さんが、覚えにくいので一日おきのほうがいい、と言われたことはありません。

スライドはhistorical cohortで有名なサムスンメディカルセンターからの報告です。

この施設では、日本と同様に連日療法を行っていたのをある時期からATS推奨の週3回療法に切り替えたところEBの副作用による中断が24%から1%まで減ったというものです(EBの副作用に関する具体的なデータが乏しいのが残念です)

また、空洞のないNB型に対しては治療効果は連日療法と同等であったことが示されています

本邦ではEB副作用で逸脱、中断している症例が多いことから、週3回療法を積極的に推奨していく必要があると考えています。

現在連日療法と間欠的治療の前向き研究が行われていますhttps://rctportal.niph.go.jp/s/detail/jr?trial_id=jRCTs031190008。ここでもRFPは600、EBは最大1000㎎で投与されます。この前向き試験から多くの知見が得られることが期待されます。