地方会は会長を結核研究所の御手洗先生が務められました。当院から奥村先生が座長を務め(研究所に国内留学中の浅見先生や複十字外来で診療している杏林の中本先生も)、藤原医師が 「Genotypic DSTを行ったMDR-TBの1例」上杉医師が「早期からのステロイドおよび免疫抑制剤併用療法で良好な経過をとった抗MDA-5交代陽性間質性肺炎の1例」を発表しました。。
藤原医師の発表内容は、感受性検査は時間がかかりますが、遺伝子検査で迅速に感受性を予測し治療を行うことが出来た、という症例です。また、RFP耐性だったがRBT感受性の確認もXpertのプローブパターンから疑いシークエンス、pDSTで確認して治療できた、、というのがポイントになります。
次に上杉医師の発表についてです。CADMのRP-ILDは、ステロイド、エンドキサン、タクロリムス、PMX、ガンマグロブリン、抗CD20モノクローナル抗体などが投与されてきましたが、残念ながら予後不良な契機となることが多いです。本症例は、早期の3剤カクテルが奏功した(エンドキサンパルスは計6回)、というものです。また、フェリチンが高値ですが病勢とは一致しなかったというのがポイントで、当院の過去の症例ではMDA-5抗体よりもフェリチンが病勢を反映していると考えていました。
ちょうど下記の論文が報告されており長期経過も気になります。
Mod Rheumatol Case Rep
. 2021 Feb 9;1-15. doi: 10.1080/24725625.2021.1886666. Online ahead of print.
Recurrence in long-term survivor of anti-MDA5 antibody-positive clinically amyopathic dermatomyositis: case series and literature review
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さいたま市民病院からの報告 A.niger、A.tubingensisなどによるAspergillus Section Nigri !!
武蔵野赤十字病院 気管支壊死が進行したムーコール症!!
千葉大学 ART後に肺MAC症を発症したIRISの一例!!
勉強になりました。
岡先生は中皮腫の講演をされました。毎月、岡先生レクチャーを受けているのはありがたい事です。
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お疲れ様でしたー