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療養中の患者さんの明るい雰囲気が伝わってくる、貴重な資料ですね。その発見の過程も含めて読み物としても白いです。
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療養中の患者さんの明るい雰囲気が伝わってくる、貴重な資料ですね。その発見の過程も含めて読み物としても白いです。
一番好きな言葉はアクセプトです。こんにちわ、0083です。
コロナ渦になってから加湿器の販売台数が増えた影響で加湿器肺が増えています。(Respir Investig. 2021 Sep;59(5):706-707.)
今年の冬もまだまだ加湿器肺に警戒が必要です。
特に加湿器肺は過敏性肺炎の一種ではありますが、画像所見が非典型になりやすく(Respir Med . 2020 Nov-Dec;174:106196.)、過敏性肺炎で特徴的なKL-6の上昇が見られません(Respirology . 2021 Apr;26(4):394-395.)。また加湿器肺の抗原としてエンドトキシンが関与している事が想定されてます(Respir Med Case Rep . 2020 Oct 20;31:101267.)。
コロナ肺炎と鑑別しにくいという報告もあります(Oxf Med Case Reports . 2021 Oct 26;2021(10):omab100.)。
じゃあ加湿器を使う時にどの点に注意すれば良いのか。
加湿器の水は入れ替えてから4-5日後から二次関数的に菌や環境中のエンドトキシンの増加が始まります(空気調和・衛生工学会大会学術講演論文集(2018), 環境感染(0918-3337)21巻2号 Page109-114(2006.06))。
洗浄試験を行った論文によると、水洗いや中性洗剤による洗浄では菌の残存が認められますが、次亜塩素酸ナトリウム液0.01%に2時間ひたした場合は生菌の検出は認められませんでした(環境感染(0918-3337)21巻2号 Page109-114(2006.06))。
洗浄は次亜塩素酸ナトリウムが効果的ではありますが、加湿器のタンク内に薬剤が残っているともしかしたら健康被害が出てしまうかもしれないので十分注意してください。
以上より、少なくとも4日に1回は加湿器の水を入れ替えるのが良いと思います。
個人的には毎日水洗い+水の交換、週に1回の洗剤による洗浄が良いのでは思っています(エビデンスはありません)。
また超音波式や気化式は加熱式に比べて菌が増殖しやすいというデータがあります(日本サルコイドーシス/肉芽腫性疾患学会雑誌(1883-1273)39巻1-2号 Page65-71(2019.10))。一方で加熱式でも加湿器肺の報告もあるため絶対に安全という訳ではない事に注意してください(Chest . 1976 Feb;69(2 Suppl):294-6.)。
※むしろ加湿器肺の最初の報告は加熱式でした。
コロナももちろんですが、みんなで加湿器肺も防ぎましょう!
このお二人は、日本のNTM基礎研究をずっと続けられています。
IL-17に関しては、研究発展が目覚ましく、理解が出来ていませんでしたが、こちらも文章でイメージができました。
図で示すのは難易度高いですね。
(アップが遅れましたが、先月のですね、これ。)
今回もハイブリッドで開催しています。
プロジェクトの進捗と勉強を中心に行っています。
写真は倉島先生のショートレクチャーの様子になります(いつも勉強になります)。
新しいプロジェクトも準備中で、年内には2つ開始予定。
皆、忙しいですが頑張っております。
美味しい物を食べるのが生きがいの皆さん、こんにちわ。0083です。
今日は食事に関するとんでもなく凄い論文を見つけましたのでご紹介します。
重度の嚥下障害を有する症例に対し、側臥位(Complete lateral position)で経口摂取を行い、誤嚥のリスクが減るかを見た論文です。
え、待って!側臥位で!?
論文内のFigureを参照してもらいたいのですが、本気で側臥位です。フラットなベッドで横になり、クッションで足や背中をサポートしています。
そんなん誤嚥のリスク増えるんじゃと思ったら、、、
死亡率:側臥位群 38.8% vs コントロール群 64.7%(p<0.01)
禁食期間:側臥位群 8.8 days vs コントロール群 17.3 days(p<0.05)
死亡までの期間:側臥位群 67.5 days vs コントロール群 28.4 days(p<0.05)
さらに側臥位群では55.6%が最終的に座って食事ができるようになったとの事です。
考察としては、横向きの方が重力で喉頭に勝手に進まず、患者さんの嚥下能力によるから誤嚥のリスクが減ると。
イメージとしては頬にご飯貯めて、自分のタイミングで飲み込む感じでしょうか(論文内Figure4)。
なのでこの方法では逆にベッドアップしてはダメかもしれません。(通常、食べた後は逆流しないようにベッドアップ)
マジで!?これ凄いデータですよ!
よくこれやろうと思いましたよね。
ちなみに右側臥位か左側臥位のどちらでも良さそうですが、自分でご飯食べれる方は利き手を上にした方が良いとの事です。
是非、ご登録ください!
WEB開催で、下記の資格申請にも関係します
●日本呼吸器学会「呼吸器専門医資格更新のための研修単位」 2単位
●肺がんCT検診認定機構「認定技師更新のための認定単位」 5単位
●日本病理学会「日本専門医機構認定病理専門医資格 更新単位」(参加)1単位
https://medical.nikkeibp.co.jp/mreach/cme/movie?pcd=cntm001
※日経メディカル Onlineの医師会員しか視聴できない動画となっております。
★配信日:11/8(火)~12/5(月)
1週間で3000人もの方にアクセス頂いているようです。
次回に活かしていきたいと思いますので是非コメント下さい。
直前に急遽担当変更となり座っております。質問と思って座ったら、逆にコメントを求められる役割に。驚いて苦笑いしてます。
君塚先生(防衛医大)には、いつか無茶ぶりをしようと思っています笑
NTMirプレジデントのAmy Leitmanさんの講演は素晴らしかったですし、各講演も高い評価を頂きました。
ぜひご覧ください。
こんにちわ、0083です。
自分の原著論文を中心にnoteを始めました。
まだ全部書けてないし、ここで解説したのとかぶってますが、、、
もし良かったら覗いてみてください。
結核患者さんの熱が下がらないんだけど、放っておいていいの!?
小川先生の挨拶に続いて、
1番は、NTMirという米国の患者団体代表のAmy Leitmanさん。お母さんがNTN患者さんであり、夫(父)のPhilip Leitmanさnが患者団体を設立し代表を務めていました。数年前から、娘さんのAmyさんが代表となっています。患者さん側からの強いメッセ―ジを伝えてくれました。
お父さんとは学会時によく挨拶させて頂いていましたが、今回日本の患者さんのために市民公開講座で講演をしてくれないかとお願いしたところ快諾頂きました。強いメッセージが込められた内容で素晴らしかったです。
続いては東邦大学大橋病院の卜部先生です!。最近は都内でアクセスの良い患者さんには卜部先生の専門外来受診をお勧めしています。
MAC症治療については、倉敷中央病院の伊藤先生が解説しました!
伊藤先生は最近NTM専門外来を開設したそうです。
そして、当院の藤原先生がM. abscessusについてお話しました。
複十字で臨床研究を、結核研究所で基礎研究を行っています。
最後は森野先生。結核の研究も熱心にされています。
後日YouTubeリンクを共有します!!