PCDの診断体制構築に取り組む中で、初期に報告した日本特有の変異の特徴を、多施設共同研究という形で改めて報告できたことは、非常に感慨深いものがあります。
伊藤先生が筆頭です。

本研究は、本邦の原発性線毛機能不全症候群(PCD)の約半数を占める DRC1遺伝子変異(exon1–4欠失) 症例の臨床的特徴と重症度を明らかにすることを目的とした、多施設後ろ向きコホート研究である。全国12施設からDRC1変異43例を集積し、外側ダイニン腕欠損例と比較した。DRC1変異例では内臓逆位を欠きPICADARスコアが低い一方、画像所見や臨床像は典型的PCDと概ね一致していた。肺機能および画像重症度は年齢とともに悪化し、特に Pseudomonas aeruginosa 感染例で重症度が高かった。DRC1関連PCDは進行性であり、早期診断と早期介入の重要性が示唆された。















