NTM勉強会を行いました

こんな時期ですのでハイブリッドでスペース開けて行っています。

NTM診療がより良くなるための研究をすすめています。

新たなプロジェクトも始まりました。

次回までには7波がおさまっていてほしいです。

たんつぼ 「結核療養と清瀬」から

痰壺 昔は駅前などに置いてあったと聞きましたが、、はじめて見ました

明治37年、内務省は「結核予防ニ関スル件」を発令し、吐き出された痰から結核菌が拡散するのを防ぐため、人の集まる場所に「痰壺」の設置を義務付け、痰はそこに吐くように指示しました。

痰壺の中には、乾燥を防ぐために少量の消毒液や水が入れられていました。

昔は常識!?今では信じられないと思うものランキング というサイトで一位になっていました笑 https://news.nicovideo.jp/watch/nw3056183

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1位 痰壺(たんつぼ)にタンを吐く
2位 カメラフィルム冷蔵庫で保存する
3位 いちごスプーンいちごを潰す
4位以降のランキング結果はこちら!

1位は「痰壺(たんつぼ)にタンを吐く」!
今も道に唾や痰を「ペッ」と吐き捨てる人が存在しますが、昔は今よりも駅構内の空気が悪かったり、道路が舗装されていなかったりしたことから痰がからみやすく、痰を吐き捨てる人も多かったようです。
そのため、駅のホームや電車内に痰を吐かれることを防ぐために、痰を吐くための専用の“痰壺”が設置されていた時代があります。そのころは痰壺にタンを吐く行為はよく見かける日常の風景。
しかし今では「信じられない」「痰壺があったら絶対近寄りたくない」という人が多数。1位となりました。

2位は「カメラフィルム冷蔵庫で保存する」!」

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第98回日本結核・非結核性抗酸菌症学会総会・学術講演会 のポスターです!

2023年6月10日(土)から11日(日)に、京王プラザホテルにおいて第98回日本結核・非結核性抗酸菌症学会総会・学術講演会が開催されます。

今回は結核研究所所長の加藤先生が会長を務めます。また学会創立100周年記念大会でもあります。

結核を歴史から最新の研究まで学ぶことができるプログラムになっていっます。ぜひ予定の確保と演題提出をお願いします。

複十字病院 呼吸器内科 オンライン説明会&呼吸器セミナー

8月10日 水曜 18時から 

登録はこちらからお願いします。

このミーティングに事前登録する:
https://us06web.zoom.us/meeting/register/tZwtcO6oqT8iHdDcW9ZBdM2KDU3Y93OtsZuH

呼吸器専攻医から若手医師向けに複十字病院呼吸器内科の説明会を兼ねてセミナーを開催いたします。

各担当者からの呼吸器内科の各部門の説明およびセミナーと当院呼吸器内科で働きたい方および研修希望の方への個別の質問時間を設けております。

説明会&セミナーの内容:順不同

呼吸器内科の紹介、IPF, PPFガイドライン  田中 医師

呼吸器内科 がん部門  栗本 医師

複十字病院の結核診療 吉山 医師

肺非結核性抗酸菌症(肺NTM症) 森本 医師

クリニカルクエスチョンと論文の作り方  下田 医師

複十字病院呼吸器内科の紹介

複十字病院の呼吸器内科には 20 名以上の呼吸器内科専門医がおり、肺がんを中心として診療行うがんセンター、高度な研究で世界・日本を牽引してきた結核センター、非結核性抗酸菌症など呼吸器の様々な感染症や、びまん性肺疾患、 COPD 、気管支喘息、気胸などを専門的に診療する呼吸器センターに編成され、互いの専門性を活かしつつ、互いに協力しあっています。 一般に呼吸器内科の入院患者さんは、肺癌が中心か肺炎が中心の病院が多いと思いますが、当院の入院患者さんは、良性、悪性疾患のバランスが良く、また良性疾患も感染症(肺炎および抗酸菌症や真菌症などの慢性感染症)、びまん性肺疾患(特発性間質性肺炎から希少疾患まで)、閉塞性肺疾患などさまざまな疾患の患者さんが常時入院されています。 常勤以外にも、 3-6か月の研修を随時受け入れています。 学会・論文発表を積極的に行っており 2021年は 英文 26 編(症例報告 6 編、原著論文 2 0 本) 、臨床研究の計画から英語論文作成までアウトプットの多い医師から学べます。

出没予告!アド街ック天国 ほぼ埼玉!ギリ東京!自然と人情の街 清瀬!(ここは本当に東京⁉笑)

「ここは本当に東京!?埼玉に囲まれた【清瀬】ホタル&10万本のひまわり畑&清流の自然に「みんな知り合い」地元愛の絆が深い人情の街★モグライダーのロケハン実り初出没!」

番組名:テレビ東京「出没!アド街ック天国」

放映日:8月6日(土) 21:00~

研究所が紹介されるようですね。
     

ふむふむ。レバニラね、魚屋ね、、これ以上混んでほしくないけど、、

番組内容

▼昼から呑める有名食堂の絶品爆盛りカレー
▼洗髪進行!鉄ちゃん集う鉄分豊富な理髪店
▼あの名作舞台は世界の是枝監督の地元団地
▼日本唯一!?大人気レバニラ専門店
▼豊洲のプロも認める「仕入れすぎる」魚屋
▼直売所天国!行列絶品トマト&朝採れ野菜
▼清瀬市民は大体友達!?人情の街&地元愛 
▼セメント系スープ☆行列の煮干しラーメン
▼自然と戯れ人気遊具で遊ぶ★巨大な幼稚園

出演者

【司会者】
井ノ原快彦、片渕茜(テレビ東京アナウンサー)
【レギュラー出演者】
峰竜太、薬丸裕英、山田五郎
【ゲスト】
モグライダー、NANAMI

結核の接触者健康診断の手引き(改訂第6版)の改正点 阿彦忠之先生

ステロイドや免疫抑制剤との関係からかHRを使っている症例はまだ乏しいように思います。

阿彦先生がわかりやすくまとめてくださっています。

結核予防ポスター 「結核療養と清瀬」から

患者の注意事項が記載されています。他の感染症にもつながるものがありますね。

患者自身の注意!!
<咳をする時は必ずハンカチを掩う事。ハンカチは度々煮沸して消毒する事。痰を絶対に呑み込まぬ事。痰は必ず紙にとり、焼き捨てるか、痰つぼにする事。街路上に痰をはかぬ事。止むを得ぬ場合は下水にはく事。家族と同室する場合は必ず三尺位離れて對座する事。常に必勝の信念を持ち、病気を恐れぬと同時に、病気を馬鹿にせぬ事。家族と同室して寝む時は必ず枕を三尺以上話してふとんを敷く事。出来れば屛風で境をするか衝立を境にする事。
信仰による安心観に徹する事も大切です。国家の恩、家族の恩、親兄弟の恩、医者、
看護婦、天地の恩を感謝すること。体の安静は静かにねて居ればとれますが、精神の
安静は大和魂。。。この不退轉の決意が闘病にも大切です!!>

筆頭の渡辺先生による解説

AAC にpublish された、「Pharmacokinetics and Adverse Effects of Clofazimine in the Treatment of Pulmonary Non-Tuberculous Mycobacterial Infection」の解説です。

クロファジミンの薬物動態と副作用について

【背景・目的】

 クロファジミンはハンセン病治療薬として古くから使用されてきましたが、2021年9月より、多剤耐性結核及びMycobacterium abscessus症に対して保険審査上認可されることになりました。本剤を使用する上では色素過剰沈着や、QTc延長症候群などの副作用に注意して使う必要がありますが、本剤の薬物動態/薬力学(PK/PD)に関する情報はほとんど無く、副作用を未然に防ぐことが出来ません。

 そこで本研究では、まずクロファジミンのPKを正確に解析し、更にクロファジミンの血中濃度と副作用との関連を調査しました。

【方法】

 複十字病院に入院又は外来治療中でインフォームドコンセントが得られた肺非結核性抗酸菌症患者45例を対象とし、前向き観察研究を実施しました(UMIN000041053)。主要評価項目はクロファジミンによる有害事象とし、原因暴露の指標としてクロファジミンの血清中濃度を使用しています。今回有害事象としては色素過剰沈着の程度と、QTC間隔のベースラインからの変化量としています。

 クロファジミンの血中濃度測定は、1人あたり2~5点をトラフ付近で行いました。通常の生化学用検査の血清の残渣を濃度測定に活用したため侵襲性はありません。後ほど後述しますが、クロファジミンは半減期が非常に長い薬であるため、トラフのみの採血で問題なくPKを解析することが出来ます。

 測定されたクロファジミンの血中濃度は母集団薬物動態解析法と呼ばれる手法により解析し、患者毎に定常状態(血中薬物濃度と組織中薬物濃度が平衡関係になる状態)のクロファジミン濃度を推定しました。この定常状態の血中濃度と、副作用との関連を調べています。

 この研究は複十字病院と明治薬科大学の倫理承認を経て実施しています。

【結果】

 今回組み入れられた患者さんは45例おり、そのうち43例は50mg/day、2例は100mg/dayのCFZを含むレジメンで治療されました。菌株としてはM. aviumが23例、M. intracellulareが3例、M. abscessusが13例、M. massilienseが6例でした。

 まず血中濃度解析の結果、クロファジミンの半減期は36日であることが判明しました。半減期が長いということは、薬が蓄積しやすい事を示します。この事を図示したものが図1になります。

図1:こちらは縦軸がクロファジミンの血清中濃度で、横軸が投与開始からの経過日数です。

黒点:CFZ実測値、黒線:患者毎の実測値を結んだ直線

赤線:model予測の平均値、グレーゾーン:model予測の50%区間、黒点線:model予測の95%区間

図1を見るとクロファジミンは毎日投与していると血中濃度がゆっくり上昇し、定常状態に到達するまで144日も必要であることが初めて示されました。この定常状態の血中濃度は患者さん毎に固有の値を示しますので、これを副作用の解析に用いました。

しかし予想に反しクロファジミンの血中濃度と、色素過剰沈着の程度には関連性はない結果となりました(図2)。なおPigmentation1群は色素過剰沈着無し(3例)及び軽度(23例)を含めており、Pigmentation2群は色素過剰沈着中等度(14例)を示します。

図2:こちらは縦軸がクロファジミンの定常状態の血中濃度で、色素過剰沈着の程度毎にt検定を行っています。

次に血中濃度とQTc間隔のベースラインからの変化量を見てみます(図3)。こちらは、相関係数は0.35でしたが統計的有意に相関していました(P値<0.001)。

図3:こちらは縦軸がQTc間隔のベースラインからの変化量、横軸がクロファジミンの累積の曝露量を示しています。なお血清カリウム値が低いほど丸が大きくなり、心電図が測定されたタイミングでマクロライド系抗菌薬を服用していた場合は赤又は青で着色しています。

【考察】

 クロファジミンの薬物動態を、定常状態までしっかりモニターした報告はこれが初めてです。本研究ではクロファジミンの半減期は36日と推定されたため、体内から薬が消失するのに半年程度必要であることが示されました。従ってクロファジミンの副作用は薬剤中止後もしばらく継続する可能性がありますので、本剤の副作用モニタリングは密に行った方が良いと考えられます。

 本研究ではクロファジミンの薬物濃度と色素過剰沈着との関連性は示されませんでしたが、クロファジミンの色素過剰沈着は皮下脂肪の量と関連している可能性を示唆した報告があります。本研究における追加検討においても色素過剰沈着の程度とBMIの間には統計的有意差はありませんでしたが(P=0.13)、血中濃度より関連性が高いと考えられました。以上より、クロファジミンの色素過剰沈着は皮下脂肪がある程度あれば回避不能である可能性が示唆されました。

 最後にクロファジミンの血中濃度とQTc間隔には有意な相関関係がありました。それでも本研究コホートではTorsades de pointesを発症した患者はおらず、QTc間隔のベースラインからの増加量も平均±SDで23.1±16.9 mSecと限定的でした。本研究では大多数が50mg/dayという用量を投与されていましたので、100mg/dayの投与量ではどうか、現在検討しております。